2016/10/3 カテゴリー : | その他
すだちの収穫
3世代あげてのすだち収穫
すだちの青果の出荷は9月末というルールがあり、本来ならば10月まで収穫がかかることは珍しいのですが、今年は9月中続いた雨のせいで大規模なすだち農家では残したすだちがありました。時間が経過すると大きくなりすぎたり、黄色くなるので家族をあげて大忙しのすだち収穫が行われました。そんなすだち収穫の風景を取材しました。
広大なすだち畑
山の中に設けられた広大なスダチ畑。丁寧に植え付けられたすだち畑ですが非常にたくさんのすだちの木があり、すべてのすだちを収穫するには多大な労力が必要です。すだち農家さんはこのような畑を複数持たれています。
機械化は不可能
すだちには鋭くかたいトゲが多くあり、乱暴に実を取ろうとするとこのトゲで実を傷めてしまいます。もちろん収穫中に手に刺さることも珍しくないため、実ひとつひとつを手で丁寧に取っていくことが必要です。
3世代ですだち狩り
このすだち農園はこの地域でも有数のすだち農家さんです。親、娘、孫の3世代で作業を進めます。
引き継がれる技術
まだ小さなお子さんも、お母さんからすだちの切り取り方を教えられ、小さな力になっていきます。
超大玉も
その小さな実が魅力のひとつであるすだちですが、中には超大玉と呼ばれる非常に大きなすだちもあります。このすだちはみかん大です!
急ピッチで進む作業
夕方が近づき急ピッチで進む作業。楽しみながらというところもありますが、子供たちもしっかりと働き手になっていました。
収穫されたすだちたちは最後に園主によって丁寧に選別されていきます。これらのすだちは青果として販売されることはありませんが、すだち酢として加工され全国の食卓に届けられるでしょう。この一族のすだち収穫はこれからもう少し続きますが、本日1日大変お疲れさまでした!
ライター : 山
佐那河内村に移住して映像・WEB制作会社を立ち上げました。改修し住み始めた自宅兼事務所の裏山が放置されたすだち畑でした。せっかくのすだちをこのままにしておくのはもったいないと感じ、「常会」などで村のすだち農家の方に教えてもらいながらすだち作りや養蜂などにチェレンジしています。