・・・・・・すだちマーマレード・・・・・・
オレンジ、ゆずなど柑橘類のお楽しみといえばマーマレードジャムですが、すだちからも素晴らしいマーマレードが出来ます。色味を保つこと、とろみを出すことが難しいとされていましたが、レシピを提供してくれたすだち農家兼レシピ研究家の市原さんの長年の試行錯誤のおかげで見事実現しました。ジャムとしてパンに付けることはもちろん、肉料理やフルーツと幅広い使い方の出来るすだちマーマレードのレシピを伝授します!この分量で約1100gのマーマレードが出来ます。
すだちマーマレードの材料・所要時間・保存期間
所要時間 : 約3時間(寝かす時間を含む)
保存期間 : 1カ月(要冷蔵)
難易度 :
- すだち:20個分(600g)
- 砂糖:400g
- すだち搾り酢:100cc
- 割り箸
- ボール
- 網ざる
- アルミ以外の鍋
- 包丁・スライサー
- 台所洗剤
材料・用意するもの
・・・・・・すだちマーマレードのレシピ・・・・・・
すだちを洗う
ボールにいっぱいの水を注ぎ、台所洗剤を微量とすだちを入れてすだちを洗います。ジャムにするのですだちの汚れを丁寧に落とすことは重要です。その後流水でよく洗います。
すだちをカット
すだちをまな板に移し、へたに対して横にカットしていきます。この段階でへたを取る必要はありません。
すだち果汁と種を取る
すだち果汁を搾って種も取ります。種はすべて丁寧に取り除きましょう。種は使いませんが、果汁は最後に使うので捨てずにとっておきましょう。
取りにくい種がある場合、割り箸を使うとスムーズに取れます。
すだちをスライス
搾り終わったすだちをさらにカットします。このときへたも取っておきます。
スライサーで出来るだけ同じ幅になるようにスライスしていきます。スライサーがなければ包丁でも構いません。
すだちを洗う
スライスしたすだちを流水で丁寧に洗いましょう。
すだちの苦味成分を取る
スライスしたすだちとたっぷりの水を鍋に加え、中火で加熱します。このとき沸騰するとすだちの皮に含まれるペクチンが失われるのでしっかりかき混ぜながら88度手前でガスを止めます。火を止めたら10分置きましょう。これによりすだちに含まれる苦味成分を除くことが出来ます。
再度洗う
苦味のとれたすだちを再度流水で洗います。
水が透明になるまでしっかり洗います。
再度火にかける
次は本加熱です。鍋に戻したすだちに水600ccを加え中火で10分程煮ます。すだちの皮が軟らかくなったのを確認してから、砂糖400gを50gずつに分けて少しずつ加えていきます。
すだち果汁を加えて完成!
ペクチンでとろみがついてきたらすだち果汁を加えて完成です!パンに付けたり、ヨーグルトに混ぜることはもちろん、肉や魚料理の味付け、野菜やハムのサラダのドレッシングの風味付け。しょう油・みそ・マヨネーズ・オリーブオイルなど色々な調味料と合います。ケーキやクッキーの生地に混ぜたり、トッピングなどにも使えます。
レシピ提供
すだちおばちゃん 市原紀代香さん市原さんはすだち農家の生まれで、あの緑の実を美味しく食べることは出来ないかという純粋な想いから長年試行錯誤をしてきました。2011年の「木の実を使った創作お菓子コンテスト」で賞を獲得するなど、すだちの可能性を開拓し続けています。